天野会長2025年度
日創研神奈川経営研究会
会長方針

「楽しむ」組織創り Season2
~あなたと私が居心地の良い場~

●長年の経営研究会運営を通じて気づいたことは、会員が楽しめる場でなければならないということです。私の原体験として入会時、先輩方から声をかけてもらうのがとても楽しかった。
いつも気にかけてくれる先輩や、相談できる仲間がいて楽しかった。
その「楽しい」が現在までずっと続いていると言っても過言ではありません。
よって「楽しい」を会の中心に据えて、自己実現できる居心地の良い場を創りたいと考えます。

●楽しいとは享楽的な意味ではありません。
学ぶことが楽しい・知らないことを理解できて楽しい・学んだことを実践したら成果が上がって楽しい。このように「学んで・実践して・向上する」ことが楽しいと思える人が集う場でなければなりません。

●長年の課題である「会員の増員」・「例会や委員会の参加率の向上」に関しては「楽しみ」が増えれば、自ずと向上するものと考えます。
*<リクルート>楽しいから・・・仲間を誘う・口説く
*<例会・委員会出席>楽しいから・・・参加する
人が動く最大のモチベーションである「楽しい」を中心に据えた各委員会の活動を推奨したいと考えます。

人が「楽しい」と感じるには

●人と人の間を埋めるには「おせっかい」が必要です。理事会のメンバーに求めることは「おせっかい」です。
プライバシーや個人の考えが尊重される昨今、弊害として孤独社会が浮かび上がってきました。これは会にも言えることで、例会・委員会に参加はしていてもどこか腹を割った感じがしない。
コロナ禍では人に会えない状態が続きましたので、仕方がない状況だったかも知れません。
「おせっかい」は優しさです。「おせっかい」を優先したいと考えます。

●親密性(ラポール)のスキルを上げる勉強の場にしよう
親密性を感じるアクションは「よく見ること・よく聞くこと・優しく触れること(握手・ハグ)」です。
この時間を例会・委員会・理事会等では意識的に取り入れ、報告の場にしないことを方針に据えます。過度の礼節は進行上リストラします。

例会はコンサート

*コンサートの2~3時間をどう過ごすか?
*その日が来るまでワクワクしていられるか?
*参加者が参加して楽しい内容か?主催者と講師はファンが喜んでくれるのが一番嬉しい。
*講師・参加者を最大限にティーアップできているか?
*深掘り会では講師(タレント)と参加者(ファン)がコミュニケーションが取れるようになっているか?
過度の礼節は進行上リストラします。

会員さんで一番温度の高い人は、入会したての会員とTT受講者だから、その会員をターゲットにしたティーアップ例会を考える。
やりたいこと・学んだこと・感動したこと・成果が出たことをコーチングで引き出し、ともに分かち合うことで絆ができて「ここは自分の居場所」だと認知するようになります。

田舞本部会長方針

  • ️入会トライアルの総仕上げと確立
  • ️「理念と経営」経営者の会とのWin-Winの関係
  • ️エグゼクティブ・リーダーシップ(目標実現)セミナー
  • ️全国大会in浜松を成功させる
  • ️企業対抗13の徳目朝礼大会の充実
  • ️特別研修(オンライン)
  • ️10月全国同日例会
  • ️第31回全国経営発表大会の成功
  • ️本部レクチャラーの例会での最大活用

上記の田舞本部会長方針に沿った事業運営と全国行事・研修への積極的な参加を促進して参ります。

理事会の方向性

議案の提出者にとって多くのストロークが頂ける場にしたいと考えます。また参加者の全員の発言機会を確保すべく、説明・報告・連絡は短縮し、お一人の発言も要点をまとめてご発言して頂きます。タイムパフォーマンスを重視し、理事となる事で学びの多い、そして理事になりたくなる運営を目指します。

安心な場になること

経営研究会は良く実験の場と言われています。生産性を上げるにはスクラップ&ビルドが必要になります。伝統を大切にしながらも、新たなチャレンジの失敗が赦され、責められる事が無い事が心理的な安心につながります。
セクシャルハラスメントやモラルハラスメントに対しても厳しく対応し、精神的にも安心な場となるようにします。

業績向上の場になること

業績向上はとても大切な要素です。
楽しみながらも、自己の成長の喜びを感じ、会社の業績が向上する場になる組織を目指します。

活性化の定義・3つの目標

  • 例会出席率 75%
  • 本部研修受講率 50%
  • 会員拡大 トライアル入会 5名

2年目に入るにあたり、1年目の会長方針を深化させ、より自社の経営に役立つ学びという観点を加えた方針をご提示させていただきます。

【実践テーマ】
「持続可能な開発目標」を取り込んだ経営を学ぶ

上記のテーマを掲げるに至った、私のエピソードです。

エピソード①
自社の求人採用に全く反応がないということを識者に相談した際に、それは次世代が生きる環境未来に対し、企業としてのメッセージが無いからではないかという返答をいただきました。
今までの消費文化の中で培ったビジネス感覚は、次世代を生きる若者には危機感として伝わり、「持続可能な開発目標」を掲げた企業でなければ、購買することも、就職することも選択肢から排除されてしまうと感じました。

エピソード②
2月例会の招聘した扇野講師の講演の内容を部分的に切り取ると、「理念」をブランディングの中核に据えて戦略化し、「理念」に社会課題である「持続可能な開発目標」を融合させて、学生という次世代を担う主軸を巻き込んだ広報アクションでブランディングを図っているように見えました。「持続可能な開発目標」に意識が向いて無い企業は生き残っていけないという言葉は強烈でした。

エピソード③
全国大会in姫路のエコリングの桑田社長は、地球の環境✕自社の強み=コアコンピタンスとおっしゃてました。上記のエピソードが脳裏に引っ掛けた状態で、メディアの情報を見聞きしていると、企業CMでは如何に環境に配慮した活動と計画をしているかを謳うアピールや、地域に対して如何に「持続可能な開発目標」に貢献ができているかを取り上げるニュースに溢れていました。

エピソード④
銀行との会談の中で、融資を申し込む際にその法人が如何に「持続可能な開発目標」を経営計画に盛り込んで提示しているかは、今後融資決定の大きなファクターの一つになるとの見解を教えていただきました。

委員会の方向性

①経営理念委員会
●経営の根本理念に関する研究

自社の経営理念に社会課題である「持続可能な開発目標」が含まれた上位概念の検証・策定・再構築。

②経営計画書委員会
●時代の環境変化に対する経営計画書の作成の推進

自社を取り巻くステークホルダー(三方よし)に対し、「経営理念と持続可能な開発目標が融合された上位概念」を達成すべき『項目』を経営計画に落し込んで5W1Hで表現する。

③経営戦略委員会
●経営戦略に関する例会の運営

「経営理念と持続可能な開発目標が融合された上位概念」と『項目』を具体的に達成するアクションプランの研究・構築

④広報宣伝委員会
●WEBによる情報発信に関すること

「経営理念と持続可能な開発目標が融合された上位概念」を、コンセプト化、ストーリー化、ニュース化し広報・宣伝の手法を使って表現する

⑤公式教材活用委員会
●公式教材等の会員企業への普及推進及び啓発

「経営理念と持続可能な開発目標の融合」を13の徳目朝礼と公式教材を使って理解を深めていく

徳目朝礼大会のサポート、「理念と経営」を使ったフリーディスカッション例会

⑥会員拡大委員会
●新入会員さんのフォローやオリエンテーションの開催

「経営理念と持続可能な開発目標の融合」をテーマとした入会トライアルを実施し会員拡大をはかる
入会トライアルのサポート